インスタの「グリッドに追加」とは?タグ付け投稿の追加・外し方と企業の注意点

Instagramの「グリッドに追加」(英語表記は「Add to grid」)とは、自分がタグ付けされた他人の投稿を、自分のプロフィールのメイングリッド(投稿一覧)に並べて表示できる機能です。2026年9月10日に提供開始が報じられ、操作するのはタグ付けされた側です。追加した投稿は自分の投稿と同じ一覧に並び、サムネイル右上にタグのアイコンが付きます。

元の投稿は投稿者のアカウントに残ったままで、コピーや転載が作られるわけではありません。追加した投稿はあとからいつでもグリッドから外せます。外しても元の投稿は消えず、タグも外れず、「タグ付けされた投稿」タブには残ります。「メイングリッドに追加」も同じ機能を指しています。

本記事では、追加の手順と外し方、公開範囲の注意点、似た機能との違いを整理します。あわせて、企業アカウントがこの機能をUGC(ユーザーの投稿)の活用に使う際に決めておきたい許諾・PR表記のルールも解説します。仕様は2026年10月17日時点の報道をもとにしており、Instagram公式のヘルプ記事は確認できていない点にご注意ください。

目次

インスタの「グリッドに追加」とは?機能の仕組み

まずは、何がどこに表示されるのかを押さえましょう。ポイントは「他人の投稿を、自分のプロフィールの一覧に並べられる」ことです。

これまで、タグ付けされた投稿はプロフィールの「タグ付けされた投稿」タブにまとめられていました。このタブをわざわざ開く人は多くないため、友人との集合写真やクリエイターとのコラボ投稿はプロフィールの目立たない場所に置かれていました。TechCrunch(2026年9月10日)によると、新機能では、そうした投稿を作り直さずにメイングリッドに直接並べられます。Instagramは用途として、お気に入りの集合写真、クリエイターとのコラボ、思い出の投稿などを挙げています。

Engadget(同日)によると、追加した投稿は初期設定では投稿日時の新しい順に並びます。あとから並べ替えることもできます。並べ替えには、2026年6月に広く提供が始まった「グリッドの並べ替え」機能を使います。なお、2026年10月17日時点で、Instagramヘルプセンターにこの機能の解説記事は確認できていません。

「タグ付けされた投稿」タブ・共同投稿・グリッド投稿との違い

「グリッド」という言葉が付く機能や、他人の投稿を自分のプロフィールに表示する機能はいくつかあります。混同しやすいものを表で比べます。

機能内容相手の承認
グリッドに追加タグ付けされた他人の投稿を、自分のメイングリッドにも表示する不要と報じられている
「タグ付けされた投稿」タブタグ付けされた投稿が自動で集まる専用タブ不要(自動)
共同投稿(コラボ投稿)投稿時に共同投稿者を招待し、双方のアカウントに同じ投稿を表示する招待された側の承認が必要
グリッド投稿(分割投稿)1枚の画像を複数枚に分割して投稿し、プロフィール上で大きな1枚に見せる手法関係なし(自分の投稿)
「グリッドに追加」の仕様はTechCrunch・Engadget(2026年9月10日)の報道に基づく

特に「グリッド投稿」は、アプリで画像を3分割・9分割して並べる手法を指すことが多く、今回の機能とは別物です。共同投稿は投稿の段階で両者が合意する仕組みですが、グリッドに追加はタグ付けされた側だけで完結します。この違いが、企業が使う場合の注意点にもつながります。

グリッドに追加するやり方(3つの方法)と外し方

追加の入り口は3つあり、どこから操作しても結果は同じです。実際の画面の文言はアプリのバージョンによって異なる場合があります。

方法手順
1. DMの通知からタグ付けされたときに届くDMの通知を開き、「グリッドに追加」をタップする
2. 投稿からタグ付けされた投稿の右上にある「…」(三点メニュー)を開き、「グリッドに追加」を選ぶ
3. 「タグ付けされた投稿」タブから自分のプロフィールの「タグ付けされた投稿」タブで投稿を長押しし、「グリッドに追加」を選ぶ
外し方グリッド上の投稿を開いて三点メニューから外す。元の投稿・タグは残り、「タグ付けされた投稿」タブにも残る
TechCrunch・Engadget(2026年9月10日)、Edgar(2026年10月2日)の解説をもとに整理

選択肢が表示されない場合は、まずアプリを最新版に更新してください。報道では順次提供とされており、すぐには表示されないアカウントもあります。DMの通知からの追加は、最近のタグ付けにしか使えないとする解説もあります。古い投稿を追加したいときは「タグ付けされた投稿」タブから操作するのが確実です。

公開範囲と通知の注意点:確認できていることと未確認の点

他人の投稿を扱う機能なので、「誰に見えるのか」「相手に伝わるのか」は気になるところです。現時点でわかっている点と、わかっていない点を分けて整理します。

公開範囲について、Engadgetは「グリッドに追加」ボタンの下に注意書きが表示されると伝えています。内容は、表示されるかどうかは自分のアカウントとタグ付けした相手のアカウント、双方のプライバシー設定によって決まる、というものです。たとえば元の投稿者が非公開アカウントであれば、あなたのグリッドに追加しても、投稿者のフォロワー以外には表示されない可能性があります。

項目2026年10月17日時点の状況
Instagram公式ヘルプの解説確認できず(報道・解説記事のみ)
元の投稿者への通知報道・解説のいずれにも記載なし
投稿者側が追加を拒否・取り消しできるか記載なし(タグを外せばグリッドからも外れるかは未確認)
ビジネス/クリエイターアカウントでの可否アカウント種別による制限の記載なし
提供地域地域の限定は報じられていないが、順次提供のため表示時期はアカウントで異なる
TechCrunch、Engadget、Social Media Today、Edgarの記事と、Instagramヘルプセンターを確認した結果

元の投稿者への通知や拒否の仕組みが公表されていない以上、相手の同意をプラットフォームが担保してくれるとは考えないほうが安全です。個人の利用であれば大きな問題になりにくいものの、企業アカウントが他人の投稿を自社の顔として並べる場合は、次の章で解説する事前の確認が欠かせません。

企業アカウントがUGC活用に使うときの社内ルール

企業にとってこの機能は、ユーザーが商品を撮影してタグ付けしてくれた投稿を、プロフィールの一等地に置ける手段です。制作の手間はほぼかからない一方、確認の手間は増えます。

これまでUGCを見せるには、許諾を取って自社の投稿として作り直すか、ストーリーズでシェアするか、ハイライトに残すのが一般的でした。グリッドに追加すれば、数タップで常設の場所に載せられます。その反面、作り直す工程で自然に働いていたチェックが抜け落ちます。写り込み、効果を断定する表現、古い価格表示、他社製品の同時掲載なども含めて、そのまま自社の見え方になります。運用を始める前に、少なくとも次の5点を決めておきましょう。

  • 掲載基準:載せない条件を文章にする(他社製品の写り込み、効能の断定、第三者や未成年と思われる人物の写り込み、古い価格・キャンペーン情報など)
  • 判断と操作の分離:候補の抽出は運用担当者、掲載の判断は責任者が行う。外部に委託している場合は判断権限を契約や運用ルールに明記する
  • 掲載前の許諾:DMで「プロフィールに掲載してよいか」と「取り下げの連絡先」を伝え、やり取りを保存する
  • 対価の記録:依頼投稿・商品提供・アンバサダー契約・自発的な投稿のどれに当たるかを記録する
  • 外す基準と棚卸し:取り下げの申し出、廃番、情報の陳腐化などを基準にし、四半期ごとに見直す

注意したいのは、グリッドへの追加と「転載」は別物だという点です。グリッドに追加するのはInstagram内で元の投稿を表示させることで、広告利用の許可が得られるわけではありません。画像を自社ECサイトや広告、店頭の印刷物に使う場合は、用途を明示した利用許諾が別途必要です。許諾の文面は「Instagramのプロフィール掲載」「自社EC」「広告」「印刷物」のように用途を選択式にしておくと、毎回やり取りをやり直さずに済みます。Instagram運用全体の考え方はInstagramマーケティングとは?基本の手法やメリットで整理しています。

ステマ規制の観点:依頼投稿をグリッドに並べるときの注意

企業が最も慎重になるべきなのは、対価や依頼関係がある投稿の扱いです。なお、消費者庁がこの機能そのものについて見解を示した資料は確認できていません。以下は既存の基準の考え方を整理したものです。

いわゆるステマ規制は、景品表示法5条3号に基づく指定告示(令和5年内閣府告示第19号、2023年10月1日施行)が根拠です。運用基準では、事業者が第三者にSNSで自社商品について投稿させる場合のほか、明示的な依頼がなくても事業者が表示内容を決定できる程度の関係性がある場合も、「事業者の表示」に当たり得るとされています。

消費者庁のステルスマーケティングに関するQ&Aでは、好意的な評価だけを選んで「お客様の声」として掲載する場合や、依頼した投稿を転載する場合は、関係性を明瞭に表示する必要があるとされています。グリッドへの追加は、企業が投稿を選んで載せる行為です。依頼投稿や商品提供の見返りに投稿されたものを並べるなら、元の投稿にPR表記があるかを必ず確認しましょう。表記の付け方はInstagramタイアップ投稿とは?やり方・ラベル設定とメリットで解説しています。判断に迷う案件は、法務部門や専門家に確認してください。

「グリッドに追加」に関するよくある質問

「グリッドに追加しました」と表示されたのはどういう意味ですか?

自分が操作した直後であれば、タグ付けされた投稿が自分のプロフィールのグリッドに並んだという意味です。不要であれば、グリッド上の投稿の三点メニューから外せます。自分の投稿について表示された場合は、タグ付けした相手がその投稿を相手のプロフィールに追加した可能性が考えられます。ただし、元の投稿者への通知の有無や文言は公式に公表されておらず、確認できていません。

自分の投稿を他人のグリッドに追加されたくない場合は?

投稿者側で追加を拒否する設定は、2026年10月17日時点で報じられていません。表示は双方のプライバシー設定に左右されるとされているため、気になる場合はアカウントの公開範囲を見直すか、タグ付けの許可設定を確認してください。タグを外したときにグリッドからも外れるかどうかは確認できていません。

グリッドから外すと元の投稿やタグは消えますか?

消えません。外しても元の投稿は投稿者のアカウントに残り、タグもそのままで、「タグ付けされた投稿」タブにも引き続き表示されます。外したあと、もう一度グリッドに追加することも可能です。

企業アカウントでも使えますか?

アカウント種別による制限は報じられていませんが、公式の記載もありません。自社アカウントでタグ付けされた投稿を長押しし、「グリッドに追加」が表示されるかを確認するのが確実です。使う場合は、前述の掲載基準と許諾の手順を先に決めておきましょう。

グリッドに追加したUGCを広告にも使えますか?

グリッドへの追加と広告への利用は別の話です。広告に使うには、投稿者から用途を明示した利用許諾を取る必要があります。写り込んでいる第三者の扱いも別途確認が必要です。Instagram広告の運用についてはInstagram広告の効果的な運用方法で解説しています。

まとめ:仕組みを理解し、企業は載せる基準を先に決める

インスタの「グリッドに追加」は、タグ付けされた他人の投稿を自分のプロフィールのメイングリッドに並べる機能です。入り口はDMの通知・投稿の三点メニュー・「タグ付けされた投稿」タブの3つで、あとから外しても元の投稿やタグは消えません。表示は双方のプライバシー設定に左右されます。一方で、元の投稿者への通知や拒否の仕組みは公表されていません。

企業アカウントにとっては、UGCを手間なくプロフィールの一等地に置ける機能です。ただし、掲載基準・判断者・掲載前の許諾・対価の記録・外す基準を決めずに使うのは危険です。リールを含めたプロフィール全体の見せ方はインスタリールとは?作り方と再生数を伸ばすコツ、企業のSNS運用の進め方は企業がSNS運用を行うメリットとは?成功させるポイントもあわせてご覧ください。

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この記事はAIを活用して書いています。

この記事を書いた人

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若井 映亮
株式会社TORIHADA CEO
【執筆実績】
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・『ショートムービー・マーケティングTikTok が変えた打ち手の新常識』出版社:KADOKAWA (2021/12/22)
【メディア出演実績】
・TikTok にハマる理由 優秀なAI がユーザーを魅了する: 日経Biz Gate(2022/2/17)
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・TikTokビジネス活用大全:新R25プレミアム講座

1989年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、サイバーエージェントに入社してアドテク事業の責任者を経験。2017年10月にTORIHADAを取締役として共同創業。2020年4月には、TikTok MCN PPP STUDIOを設立。2026年時点では、総勢2,000組を超えるショートムービークリエイターを抱える日本最大規模のクリエイター事務所としてクリエイターサポートを行う。自身もフォロワー5万人を超えるクリエイターの1人として、ショートムービー・プラットフォームを活用し、クリエイター目線を持って活動のサポートを行う。2022年12月からTORIHADA POSTの運営を開始。
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