LINE VOOM収益化は2026年9月終了へ|最終支払いの注意点を解説

linevoom収益化

結論からお伝えすると、LINE VOOMは2026年9月30日(水)にサービスの提供を終了することがLINEヤフーから公式に発表されており、クリエイター向けの収益化プログラム「LINE VOOM Creator Program(LVCP)」も同日をもって終了します。収益化の新規申請はすでに2026年7月22日で受付を終えているため、これからLINE VOOMで新たに収益化を始めることはできません。

一方で、これまで収益化していたクリエイターへの報酬は最後まで支払われます。最終振込は2026年11月中旬〜末日に予定されており、最低支払額(税抜5,000円)の制限を撤廃するなどの特例措置も公式に案内されています。収益の精算が完了するまでアカウントを削除しない、投稿データのバックアップを申請しておくなど、終了までに確認すべき点がいくつかあります。

本記事では、LINE VOOM収益化の終了スケジュール、これまでの収益化条件の振り返り、そして収益を確実に受け取るために今やるべきことまで、LINEヤフーの公式発表に基づいて解説します。

目次

LINE VOOMとは?2026年9月30日にサービス終了が決定

まずは、LINE VOOMというサービスの位置づけと、終了が発表された経緯を整理しておきましょう。

LINE VOOMとは、LINEアプリ内でショート動画などのコンテンツを投稿・視聴できるプラットフォームです。2021年11月に、従来の「タイムライン」を刷新する形で登場しました。LINEの友だち関係とは別に「フォロー」でつながる仕組みを採用し、おすすめフィードに動画が次々と表示される、TikTokやYouTubeショートに近い形式のサービスとして提供されてきました。

利用は無料で、個人ユーザーは視聴やフォローを、LINE公式アカウントを開設したクリエイター・企業は動画の投稿と収益化を行えるのが特徴です。国内で圧倒的な利用者数を持つLINEアプリの1タブとして表示されるため、他のSNSとは異なるユーザー層にリーチできる場としても活用されてきました。

サービス終了の公式発表内容

LINEヤフーは2026年7月、LINE VOOMのサービス提供を2026年9月30日(水)11時ごろに終了すると発表しました。終了にともない、投稿の新規作成や他ユーザーの投稿の閲覧に加え、ストーリー機能・バースデーカード機能・フォロー/フォロワー機能も利用できなくなります。サービス終了後は自身の投稿データの閲覧・復元もできなくなるため、残しておきたいデータは事前のバックアップが必要です。

終了の背景について、LINEヤフーはサービス提供の見直しによるものと説明しています。LINEアプリ内のVOOMタブの跡地には、LINEヤフーグループの商品を横断して比較・購入できる「ショッピングタブ」が展開される予定と報じられており、アプリ全体の機能再編の一環と位置づけられます。LINE公式アカウントによる情報発信は、後述する新しい「投稿」機能に引き継がれていく形です。

LINE VOOM収益化はいつまで?終了までのスケジュール一覧

収益化に関わる日程は段階的に設定されています。公式発表をもとに、時系列で整理しました。

時期内容
2026年7月13日LINE VOOM Creator Program(LVCP)終了の公式告知
2026年7月22日収益化の新規申請受付が終了
2026年9月2日LINE公式アカウントで新しい「投稿」機能の提供開始(予定)
2026年9月16日LINE公式アカウントのVOOM連携機能(メッセージ同時投稿・分析メニューなど)が終了
2026年9月28日LINE VOOMへの新規投稿が停止
2026年9月30日LINE VOOMサービス終了(11時ごろ)・LVCP終了
2026年11月中旬〜末日収益金の最終振込(予定)

特に重要なのは、収益の対象となる活動が2026年9月30日で完全に終わり、最終の振込が同年11月中旬〜末日に行われるという点です。なお、機能の停止は段階的に実装されるため、アカウントによって利用できなくなるタイミングに多少の差が生じる場合があります。

収益化の新規申請はすでに受付終了

「これからLINE VOOMで収益化したい」と考えていた方にとっては残念ですが、収益化の新規申請は2026年7月22日をもって受付を終了しています。フォロワー数や再生時間の条件を満たしていても、いまから新たに収益化を始めることはできません。

これまでのLINE VOOMの収益化条件と仕組み【振り返り】

ここでは、LINE VOOMがどのような条件・仕組みで収益化できるサービスだったのかを振り返ります。

収益化の条件はフォロワー500人・再生時間10時間・投稿10件

LINE VOOM Creator Program(LVCP)への参加、すなわち収益化の条件は、LINE公式アカウントを開設したうえで次の3つをすべて満たすことでした。

  • LINE VOOMのフォロワーが500人以上
  • 直近30日間の動画再生時間が10時間以上
  • 直近30日間の動画投稿数が10件以上

これら3つの要件を満たしたうえでLINE Official Account Managerの管理画面から収益化を申請し、審査に通過すると、動画に広告を表示して収益を得られる仕組みです。個人のLINEアカウントのままでは収益化できず、LINE公式アカウントの開設が前提となる点が特徴でした。

YouTubeパートナープログラム(チャンネル登録者1,000人以上など)と比べると参加のハードルが低く、ショート動画で収益化を始めやすいプラットフォームとして紹介されることの多いサービスでした。

LINE VOOM Creator Program(LVCP)とは

LINE VOOM Creator Program(LVCP)は、2023年11月20日に発表された個人クリエイター向けの収益化プログラムです。PPP STUDIOをはじめとする「LINE VOOMパートナー」を介して審査を受けて参加し、投稿した動画の再生時間などの要素に応じて報酬が支払われる仕組みでした。報酬額は、各投稿の投稿日から90日以内に発生した再生時間などの要素をもとに算出されます。

LVCPの報酬はLINEヤフーからクリエイターへの直接振込ではなく、参加時に申し込んだLINE VOOMパートナーを介して受け取る形式です。この受け取りフローは終了にともなう最終支払いにも関わるため、LVCP参加中のクリエイターは覚えておきましょう。

収益の原資は広告収益の分配

LINE VOOMの収益は、投稿コンテンツに表示される広告収益の一部をクリエイターが受け取る「広告収益の分配」が基本でした。動画の長さに応じてインストリーム広告やイメージ広告が表示され、再生に応じて収益が発生する仕組みです。

「LINE VOOMで収益化するといくら稼げるのか」という点については、広告単価や報酬の計算式は公式には公表されておらず、再生時間やコンテンツへの反応など複数の要素によって変動するとされていました。この点は、単価の目安が非公式ながら広く共有されているYouTubeなどと比べて、情報が限られていた部分です。

収益化していたクリエイターが今やるべき3つのこと

すでにLINE VOOMで収益化しているクリエイターは、サービス終了までに次の3点を必ず確認しておきましょう。いずれも公式の告知で案内されている内容です。

①収益の精算が完了するまでアカウントを削除しない

最終振込は2026年11月中旬〜末日に予定されています。公式の告知では、収益の精算が完了するまでLINE VOOMのアカウントを削除しないよう案内されており、精算前に削除すると支払いの遅延につながる恐れがあります。振込が確認できるまでは、アカウントをそのまま維持しておきましょう。

また、最終振込では通常設けられている最低支払額(税抜5,000円)の制限が撤廃され、振込手数料も企業側の負担となる特例措置が案内されています。残高が少額のクリエイターも、取りこぼしなく受け取れる形です。支払いに関して不明点がある場合は、LVCPの公式告知に記載されている専用の問い合わせフォームから運営に確認できます。

②投稿データのバックアップを申請する

サービス終了後は、自身の投稿データの閲覧・復元が一切できなくなります。個人アカウントの投稿は2026年7月15日〜9月30日の期間に専用ページからバックアップを申請でき、バックアップ完了から30日間ダウンロードできます。ただし、LINE公式アカウントから投稿したデータはバックアップ・ダウンロードの対象外です。

過去の動画を他のプラットフォームで再利用したいクリエイターは、投稿時の元データが手元に残っているかも合わせて確認しておくと安心です。

③フォロワーを他の接点へ誘導する

LINE VOOMのフォロー・フォロワー機能は、サービス終了とともに使えなくなります。これまで築いてきたファンとのつながりを失わないために、終了前の投稿やプロフィールで、LINE公式アカウントの友だち追加や、TikTok・YouTube・Instagramなど他のSNSアカウントへの誘導を告知しておくことが大切です。フォロワー資産を移し替えられるかどうかで、終了後の活動の立ち上がりが大きく変わります。

企業・LINE公式アカウント運用者への影響

LINE VOOMの終了は、個人クリエイターだけでなく、LINE公式アカウントを運用する企業にも影響します。管理画面の関連機能はサービス終了より一足早く使えなくなるため、スケジュールを確認しておきましょう。

LINEヤフーの告知によると、2026年9月16日(水)にLINE公式アカウント管理画面のVOOM関連機能が終了します。具体的には、メッセージ配信時の「LINE VOOMに投稿」チェックボックスの削除、「分析」タブ内のLINE VOOMメニューの削除、ビジネスプロフィールにおける「最近の投稿」やフォロワー数の表示・「投稿」ボタンの廃止が予定されています。9月16日以降は、同時投稿にチェックを入れた設定済みメッセージも通常のメッセージのみが配信され、VOOMへの投稿は実行されません。

VOOM投稿の再生数やフォロワー推移などの分析データを社内レポートに使っている場合は、分析メニューが削除される前に必要な数値を控えておくと安心です。今後のLINE運用は、メッセージ配信と2026年9月2日提供予定の新しい「投稿」機能が発信の中心になります。なお、LINE公式アカウントから投稿された一部コンテンツは、LINEアプリ内のホームタブで継続して表示されると案内されています。

LINE VOOMの収益化に関するよくある質問

最後に、LINE VOOMの収益化とサービス終了についてよくある質問をまとめました。

LINE VOOMはいつ終了しますか?

2026年9月30日(水)11時ごろにサービスの提供が終了します。新規投稿は2026年9月28日で停止し、終了後は投稿の閲覧やデータの復元もできなくなります。

収益はいつまで支払われますか?

収益金の最終振込は2026年11月中旬〜末日に予定されています。最終振込では最低支払額(税抜5,000円)の制限が撤廃され、振込手数料も企業側の負担となるため、少額でも受け取れます。精算が完了するまでアカウントは削除しないようにしましょう。

今からLINE VOOMで収益化の申請はできますか?

できません。収益化の新規申請は、再申請やMCN所属から個人への切り替えも含めて2026年7月22日で受付を終了しています。

投稿した動画のデータはどうなりますか?

サービス終了後は閲覧・復元ができなくなります。個人アカウントの投稿は2026年9月30日まで専用ページからバックアップを申請でき、バックアップ完了から30日間ダウンロード可能です。LINE公式アカウントから投稿したデータはバックアップの対象外です。

LINE公式アカウント自体も終了しますか?

いいえ、LINE公式アカウントのサービスは継続します。終了するのはLINE VOOMと、管理画面のVOOM連携機能(メッセージ同時投稿・分析メニューなど、2026年9月16日終了)です。メッセージ配信や新しい「投稿」機能による情報発信は引き続き利用できます。

まとめ|収益の精算とデータの保全を確実に済ませよう

本記事では、LINE VOOMのサービス終了と収益化プログラムの扱い、終了までにやるべきことについて解説しました。要点は以下のとおりです。

  • LINE VOOMは2026年9月30日にサービス終了し、LINE VOOM Creator Program(LVCP)も同日終了する
  • 収益化の新規申請は2026年7月22日で受付終了済み。収益金の最終振込は2026年11月中旬〜末日予定
  • 精算完了までアカウントを削除せず、投稿データのバックアップ申請(〜9月30日)とフォロワーの誘導を済ませておく

サービス終了までは、これまでどおり収益が発生・還元されます。収益の精算とデータの保全を確実に済ませ、落ち着いて終了日を迎えられるよう、本記事のチェックポイントをひとつずつ確認しておきましょう。

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この記事を書いた人

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若井 映亮
株式会社TORIHADA CEO
【執筆実績】
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・『ショートムービー・マーケティングTikTok が変えた打ち手の新常識』出版社:KADOKAWA (2021/12/22)
【メディア出演実績】
・TikTok にハマる理由 優秀なAI がユーザーを魅了する: 日経Biz Gate(2022/2/17)
・今さら聞けない バズる動画完全攻略セミナー:テレビ朝日 NEW ニューヨーク(2021/11/19放送)
・TikTokビジネス活用大全:新R25プレミアム講座

1989年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、サイバーエージェントに入社してアドテク事業の責任者を経験。2017年10月にTORIHADAを取締役として共同創業。2020年4月には、TikTok MCN PPP STUDIOを設立。2026年時点では、総勢2,000組を超えるショートムービークリエイターを抱える日本最大規模のクリエイター事務所としてクリエイターサポートを行う。自身もフォロワー5万人を超えるクリエイターの1人として、ショートムービー・プラットフォームを活用し、クリエイター目線を持って活動のサポートを行う。2022年12月からTORIHADA POSTの運営を開始。
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