【2026年4月号】HIKAKIN新商品が異例のバズ!🥤 復活の「折田涼夏」と世界を繋ぐ非言語ミームがTikTokを席巻 ✨

情報の鮮度が生命線となる現代のSNSマーケティングにおいて、
TikTokのトレンド分析は単なる流行の追随に留まりません 。

多様化するユーザーの購買行動や、
独自の熱量を持つコミュニティから立ち上がる新たな文化を深く理解する上で、極めて重要な指標となります 。

TikTokの歴史を振り返ると、ダンスやリップシンクが主流だった「完コピ期」から、
パロディやVlogが台頭した時期を経て、現在はあらゆるジャンルが共存する「オールジャンル期」へと進化を遂げました 。

2025年以降は「和室界隈」や「風呂キャン界隈」といった特定の「界隈」からトレンドが派生し、
プラットフォーム全体へと波及していく構造が定着しています 。

一見偶発的に見えるブームの裏側には、常にこうした潮流の連続性が存在します 。
最新のトレンドを正しく捉え、その構造を紐解くことで、バズの再現性は飛躍的に高まるはずです 。

目次

圧倒的な熱狂を生むトップクリエイターの共通点 💖 🎨

今、TikTokで爆発的なムーブメントを創出しているクリエイターには、共通した勝ち筋が見て取れます。

緻密に計算された「ユーザー参加型の導線設計」
嘘のない言葉で紡がれる「圧倒的なメッセージ性」

単に知名度を利用するだけでなく、視聴者が
「自分も参加したい」
「応援したい」
と思える心理的フックを巧みに構築している点が、今のトレンドを牽引する大きな要因となっています。

圧倒的な熱狂を生んだHIKAKINプロデュース「ONICHA」の戦略 🚀

今月のトレンドトピックの筆頭は、
2026年4月21日に発売されたHIKAKIN氏プロデュースの新商品「ONICHA」です。
発売前からその意外性で大きな注目を集めていましたが、リリース直後には関連ハッシュタグの投稿数が急上昇。
トップクリエイターの影響力が、プラットフォーム全体を巻き込む巨大な渦へと進化しました。

この成功を支えたのは、視聴者を「当事者」に変える仕掛けです。
オリジナルパッケージ商品を特定のクリエイターへ先行配布して話題を点火させた後、
4月26日からは「#ONICHAレンジ」という投稿キャンペーンを展開しました。
一般ユーザーが自発的に参加できる「余白」を設計したことで、商品紹介の域を超えた、
双方向の巨大なUGC(ユーザー生成コンテンツ)ムーブメントを完成させています。

復活を遂げた「折田 涼夏」が示す、等身大のメッセージと絆の深さ 🌈

一方、クリエイター自身の生き方で強い共感を集めているのが、折田 涼夏(りょーか)です。

交通事故による約1年間の療養を経てついに復活を遂げ、
復帰後初となる動画は1,000万回再生を超える驚異的な反響を呼びました。

彼女がこれほどまでに支持される理由は、過酷な事実を包み隠さず、
それでいて前向きな姿勢を崩さない誠実な発信にあります。

身体的な変化すらもメイクで自分らしく表現するその姿は、
美容の専門性と、嘘のない等身大のメッセージ性を両立させた彼女独自の強みとなりました。

「以前の自分に戻る」こと以上に「今の自分で新しくスタートする」という決意は、
ファンとの絆をかつてないほど強固なものへと変えています。

言葉を超えて世界を繋ぐ、非言語フォーマットが生む新たなミーム 🌍

言葉の壁を越えてボーダレスに拡散される
「非言語フォーマット」が、日本国内でも強力なミームとして定着しています。

その代表例が、インドネシアの伝統行事「ロングボートレース」で踊る少年の映像に、
サカナクションの『夜の踊り子』を合わせたスタイルです。
振り付けの簡潔さが幅広いアレンジを生み、コミュニティを越えた広がりを見せました。

また、歩幅の小さい彼女が彼氏を追いかけようと小走りで追いつく様子を、
万歩計の数値差で表現するトレンドも注目を集めています。
その必死な可愛らしさを「後ろをちょこちょこ追う熊」の映像で例えるユーモラスな構成は、多くの共感を集めました。
いずれの事例も、一目で状況が伝わる視覚的な分かりやすさが、バズを加速させる重要な要素となっています。

食品カテゴリでは、海外から波及した「プリングルス×チョコレート」のアレンジレシピが社会現象化しています。
プリングルスをチョコレートでコーティングし、固まった後にそれを剥がす際の「音」や「感触」を楽しむASMR要素が、TikTokの視聴体験と見事に合致しました。

このブームを支えているのは、
大量のチョコレートを使用するという「背徳感」と、ビジュアルの強いインパクトです。
単なる試食動画に留まらず、調理過程の音や質感を楽しむ要素が含まれていることが、
ユーザーの「自分でもやってみたい」という意欲を刺激しました。
今後の食品プロモーションにおいて、こうした「簡単かつ印象的なアレンジ」の提示は、
拡散を生むための不可欠な戦略となるでしょう。

現在のTikTokは、特定の「界隈」や独自の熱量がコミュニティを横断し、
巨大なネットミームへと進化する場となっています 。
過去の流行を現代的に再解釈し、「新しさ」と「親しみ」を融合させたコンテンツは、
ユーザーの指を止める強力なバズへと繋がります 。

また、ムーブメントを社会現象化させるためには、
著名クリエイターのUGCを戦略的に獲得し、一般ユーザーを巻き込む仕組みを設計することが極めて重要な要素です 。

今回のレポート本編には、ご紹介しきれなかった注目のトレンド楽曲や、
食品カテゴリの詳細なケーススタディなど、非常に充実した情報を掲載しています 。
TikTokを活用したマーケティングで確かな成果を求める際は、ぜひ一度お問い合わせください。

この記事を書いた人

TORIHADA POSTは、TikTok・YouTube・LINE VOOM・InstagramなどのSNSやインフルエンサーマーケティングに関する情報を発信していくサイトです。
SNSの最新情報やインフルエンサーのビジネス活用方法を多様な視点で提供していきます。

若井 映亮
株式会社TORIHADA CEO
【執筆実績】
・『ショートムービー・マーケティングTikTok が変えた打ち手の新常識』出版社:KADOKAWA (2021/12/22)
【メディア出演実績】
・TikTok にハマる理由 優秀なAI がユーザーを魅了する: 日経Biz Gate(2022/2/17)
・今さら聞けない バズる動画完全攻略セミナー:テレビ朝日 NEW ニューヨーク(2021/11/19放送)
・TikTokビジネス活用大全:新R25プレミアム講座

1989年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、サイバーエージェントに入社してアドテク事業の責任者を経験。2017年10月にTORIHADAを取締役として共同創業。2020年4月には、TikTok MCN PPP STUDIOを設立。2023年時点では、総勢700組のショートムービークリエイターを抱える日本最大規模のクリエイター事務所としてクリエイターサポートを行う。自身もフォロワー5万人を超えるクリエイターの1人として、ショートムービー・プラットフォームを活用し、クリエイター目線を持って活動のサポートを行う。2022年12月からTORIHADA POSTの運営を開始。
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