SNSのリンクまとめサービスとは?利用するメリットや選び方のポイントを解説

snsリンクまとめ

発信者の中には「複数のSNSがまとめられず困っている」と感じている人もいるのではないでしょうか。SNSのリンクまとめサービスを活用することで、複数のSNSを効率的にユーザーに訴求しやすくなります。リンクまとめサービスを活用しなければ、新規ユーザー獲得の機会損失にも繋がる恐れもあるため、複数のSNSを活用している場合には、利用を検討してみましょう。

今回は、SNSのリンクまとめサービスを活用するメリットや選ぶ時のポイントなどを解説します。この記事を参考にすることで、SNSのリンクまとめサービスの必要性を理解し、適切なサービスを判断しやすくなります。

目次

SNSのリンクまとめサービスとは?

SNSをより有効活用できるサービスとして「リンクまとめサービス」があります。リンクまとめサービスとは、複数のSNSのリンクを1つの画面にまとめられるサービスのことです。複数のSNSリンクをまとめることで、ユーザーもどんなSNSがあるのかを判断しやすくなります。

SNSのリンクまとめサービスの活用によって、YouTubeのみを利用していたユーザーがTikTokやInstagramなどのSNSがあることを認識し、他の媒体の閲覧にも繋げられる可能性が高いです。

2つ以上のSNSを利用している場合には、リンクまとめサービスを活用して、それぞれのフォロワー数増加やエンゲージメント率の向上に繋げましょう。

リンクまとめサービスを利用する5つのメリット

リンクまとめサービスを利用するメリットは、以下の5つです。

  • 各SNSへのリンクをまとめられる
  • 無料で利用できるものが多い
  • 知識がなくてもおしゃれに作れる
  • 様々なSNSへ誘導しやすくなる
  • サービスによっては販売にも使用できる

リンクまとめサービスを活用するメリットは、複数のSNSリンクをまとめられることだけではありません。他にも、リンクまとめに伴う様々なメリットが得られるため、積極的に活用しましょう。

各SNSへのリンクをまとめられる

リンクまとめサービスの基本的な機能として、各SNSのリンクをまとめられることが挙げられます。複数のSNSを使っていても、バラバラになっていると、ユーザーに気づいてもらえないかもしれません。

また、URLを1つのページに貼るだけでは、見栄えも悪く見づらくなってしまいます。リンクまとめサービスでは、URLを入力するだけで統一感があり、見やすいページを作れるのがメリットです。

無料で利用できるものが多い

リンクまとめサービスの多くは、無料で利用可能です。リンクをまとめることだけを考えている場合には「費用をかけたくない」と感じる人もいるかもしれません。リンクまとめサービスは、費用をかけなくてもユーザーにとっても便利なサービスとなることから、メリットも非常に大きいです。

また、サービスによっては1部の機能を有料としていることもあります。サービスによって、有料にすることで得られる機能も異なるため、どんな機能を使えるようになるのかを理解した上で、課金するかどうかを判断しましょう。

知識がなくてもおしゃれに作れる

リンクまとめサービスのメリットは、知識がなくてもおしゃれにページを作れることです。リンクまとめサービスのほとんどは、必要事項を入力するだけで、既存のデザインに沿ったページを作成できます。

サービスによってはテンプレートが豊富であり、簡単なカスタマイズができることもあります。カスタマイズの内容やテンプレートの種類などによって、目的に合ったリンクまとめサービスを活用するのがおすすめです。

様々なSNSへ誘導しやすくなる

リンクまとめサービスを活用するメリットとしては、様々なSNSで誘導しやすくなることが挙げられます。1つのページから様々なSNSへ誘導できるため、SNSごとの特徴を生かし、戦略も立てやすくなります。

例えば、拡散力の高いTikTokを中心に集客し、より細かい内容を伝えたい場合にはYouTubeやInstagramへ誘導するのがおすすめです。

リンクまとめサービスを活用することによって、1つのSNSに絞らず、複数のSNSを有効活用しやすくなります。

サービスによっては販売にも使用できる

リンクまとめサービスによっては、商品の販売や投げ銭機能の活用も可能です。リンクまとめサービスは「SNSリンクをまとめるだけ」と考えている人も多く、利用していないかもしれません。

しかし、メンバーシップ機能や投げ銭機能などがあるサービスを利用すれば、新たな収入源を増やすことにも繋がります。目的や状況に合わせて、最適なリンクまとめサービスを選びましょう。

リンクまとめサービスを選ぶ時の3つのポイント

リンクまとめサービスを選ぶ時のポイントとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 直感的に操作できるか
  • 機能性が高いか
  • 費用はどの程度かかるのか

リンクまとめサービスは、どれでも良いわけではありません。使い心地や目的に合わせて最適なものを活用できるように、リンクまとめサービスを選ぶ時のポイントを理解しておきましょう。

直感的に操作できるか

リンクまとめサービスを選ぶ時のポイントとして、直感的に操作できるかどうかが挙げられます。リンクまとめサービスの種類によって、使いやすさは人によって異なります。

「評判が良いから」という理由だけで選んでしまうと、うまく使いこなせず、メリットを得づらくなる恐れもあります。複数のリンクまとめサービスを比較した上で、最も使いやすいものを活用しましょう。

機能性が高いか

リンクまとめサービスを選ぶ時には、機能性が高いかどうかも確認しておきましょう。「SNSリンクをまとめられる」という基本的な機能はほとんど一緒ですが、細かいところでサービス別の違いがあります。

例えば、流入経路やクリックされやすいボタンがどれかなどを分析する機能が付いているものがあります。他にも、簡単なプロフィールを作れる機能が付いているサービスも多いです。

どのような場面で活用するのかによって、必要な機能も異なります。目的や用途に合わせて、相性の良いリンクまとめサービスを選びましょう。

費用はどの程度かかるのか

リンクまとめサービスには、有料のものと無料のものがあります。リンクまとめサービスに何を求めるのかによって費用をかけるのかどうかも異なります。

例えば、SNSリンクをまとめるだけで良いなら無料のもので問題ありません。しかし、分析機能やデザインのカスタマイズにこだわるなら、有料のサービスを利用するのがおすすめです。

リンクまとめサービスを選ぶ際には、予算も考えた上で適切なものを判断しましょう。

おすすめのリンクまとめサービス3選

おすすめのリンクまとめサービスを3つ紹介します。

  • FANME(ファンミー)
  • POTOFU(ポトフ)
  • Linktree(リンクツリー)

リンクまとめサービスによって特徴が異なるため、自分に合ったものを選びましょう。

FANME(ファンミー)

FANMEのリンクまとめサービスでは、基本的なリンクまとめ機能を活用できます。運営会社である株式会社TORIHADAは、TikTokを中心とした運用代行やPR案件なども取り扱っています。そのため、TikTokでリンクまとめサービスを活用する場合にも、不自由なく活用できる可能性が高いです。

リンクを貼るだけでなく、リンク別に画像を設定することも可能です。オリジナリティのあるリンクページを作成したい場合には、FANMEの利用をおすすめします。

またFANMEは、写真などの商品販売も可能です。新たな収入源を確保したい場合には活用してみましょう。

例えば「ロックアルバム」と呼ばれるものがあり、1〜20枚の写真をセットで販売できます。特別感のある写真を無料で公開するのではなく、販売することによってファンの形成や新たな収入を得られる可能性が高いです。

POTOFU(ポトフ)

POTOFUは、クリエイター支援プラットフォームを運営している株式会社Soziのリンクまとめサービスです。

無料プランでも、広告が表示されることなく無制限にURLを追加できます。また、デザインテンプレートが豊富で、自分好みのデザインにカスタマイズすることも可能です。

POTOFUの大きな特徴は、クリエイター支援プラットフォーム「OFUSE」と連携していることです。それぞれ共通のアカウントで利用でき、POTOFUのページ内にOFUSEのリンクを表示させることでOFUSEの収益アップにつなげることができます。

Linktree(リンクツリー)

Linktreeは、オーストラリアの会社が運営しており、世界中で利用されているリンクまとめサービスです。日本語対応はしていませんが、日本語のテキストを入力することは可能です。操作方法も簡単なため、日本のユーザーにも広く利用されています。

Linktreeには、無料と有料の2つのプランがあり、プライベート用やビジネス用など幅広い人に向いています。

無料プランでも、シンプルなページとなりますがリンク一覧を作ることは十分可能です。しかし、ビジネスで活用したい場合はプロプラン(9ドル〜)をおすすめします。

プロプランでは、GoogleAnalyticsやメールとの連携や、検索エンジンで見つけやすくするためのSEO設定などのサービスを受けられます。そのため、より戦略的に、運用したい方におすすめなリンクまとめサービスです。

リンクまとめサービスを利用する際の2つの注意点

リンクまとめサービスを利用する際の注意点は、以下の2つです。

  • サービスが終了する可能性がある
  • 無料の場合は広告が表示されることがある

リンクまとめサービスを利用する前には、注意点を理解しておくことで対策も立てやすくなります。リンクまとめサービスを利用するにあたって、どのような点に注意しておくべきなのかを事前に理解しておきましょう。

サービスが終了する可能性がある

SNSのリンクまとめサービスは、突然サービスが終了する可能性があります。もちろん、リンクまとめサービスだけに限ったことではありません。サービスのほとんどは、やむを得ない事情によって突然終了することも多く、事前に対策しておくことが大切です。

リンクまとめサービスの場合、サービスが終了すると、リンクから他のサイトへ移行できなくなる可能性が高いです。他にも、リンクまとめサービスのページ自体が開けなくなることも考えられます。

ただ、サービスが終了する前には告知されることがほとんどです。サービス終了の告知を見逃さないように定期的にチェックし、状況に応じて対策しましょう。

無料の場合は広告が表示されることがある

SNSリンクまとめサービスを活用する際には、費用をかけずに無料で利用したいと考えている人が多いです。しかし、無料で利用する場合には、広告が表示される可能性が高いです。

頻繁に広告が表示されると、ユーザーが不便に感じてしまうかもしれません。サービスによっては、有料プランに加入しなければ広告を非表示にできないことも多いため事前に理解しておきましょう。

リンクまとめサービスは用途に合ったものを使おう

リンクまとめサービスは、サービスによって特徴や機能が大きく異なります。ただ「SNSリンクをまとめられれば良い」と考えている場合でも、リンクまとめサービスの様々な機能を活用することで、ビジネスの幅を広げられる可能性もあります。複数のSNSを宣伝するためにも、目的や用途に合ったリンクまとめサービスを活用しましょう。

この記事を書いた人

TORIHADA POSTは、TikTok・YouTube・LINE VOOM・InstagramなどのSNSやインフルエンサーマーケティングに関する情報を発信していくサイトです。
SNSの最新情報やインフルエンサーのビジネス活用方法を多様な視点で提供していきます。

若井 映亮
株式会社TORIHADA CEO
【執筆実績】
・『ショートムービー・マーケティングTikTok が変えた打ち手の新常識』出版社:KADOKAWA (2021/12/22)
【メディア出演実績】
・TikTok にハマる理由 優秀なAI がユーザーを魅了する: 日経Biz Gate(2022/2/17)
・今さら聞けない バズる動画完全攻略セミナー:テレビ朝日 NEW ニューヨーク(2021/11/19放送)
・TikTokビジネス活用大全:新R25プレミアム講座

1989年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、サイバーエージェントに入社してアドテク事業の責任者を経験。2017年10月にTORIHADAを取締役として共同創業。2020年4月には、TikTok MCN PPP STUDIOを設立。2023年時点では、総勢700組のショートムービークリエイターを抱える日本最大規模のクリエイター事務所としてクリエイターサポートを行う。自身もフォロワー5万人を超えるクリエイターの1人として、ショートムービー・プラットフォームを活用し、クリエイター目線を持って活動のサポートを行う。2022年12月からTORIHADA POSTの運営を開始。
目次