【2026年5月号】「平成リバイバル」と「自然体」が巻き起こすバズの潮流!「TikTok GO」やY2Kホビーに迫る✨

TikTokのトレンドは、かつての「完コピ期」から、
特定の界隈に向けた深い表現が波及する「オールジャンル期」へと完全に移行しました 。

現在は、懐かしいギャル文化などをアレンジした「平成リバイバル」と、
無加工でありのままを映し出す「自然体っぽさ」という二大潮流が
プラットフォームの熱量を大きく牽引しています 。
流行の変遷を点ではなく線で捉えることが、ヒット施策への第一歩です。

目次

TikTok発の購買行動やアクションが加速する中、今月最も大きな注目を集めているニュースが、
旅行先やホテルなどの観光スポットの発見から予約までを
アプリ内で完結できる新機能「TikTok GO」の公式リリースです 。


ユーザーは動画内の場所タグや検索を通じて直感的にスポットを発見し、
そのまま他アプリに遷移することなくシームレスに予約手続きを行えます 。

2025年の提供開始からすでに70,000以上のサービスがラインナップされており、
直近6カ月間の予約数は前期比270%増を記録するなど、凄まじい勢いでユーザーへの普及が進んでいます 。
実際にTikTokをきっかけとして次の行動を起こしたユーザーの割合は58.6%に上っており、
動画の持つ強力な行動喚起力を生かした旅行予約の新常識として、今後のさらなる市場拡大に期待が寄せられています 。

今月大きなバイラルを起こしているトレンドクリエイター2組には、
映像の基盤に「親近感の湧くリアルな生活感や日常」を置きつつ、
そこに強烈なギャップや温かい人間味」を掛け合わせているという明確な共通点があります 。

視聴者が一目見て惹きつけられる洗練された世界観やキャッチーな肩書きを持ちながらも、
動画の端々から溢れ出る人間らしい温かさやリアルなルーティンが、
一過性のバズに留まらない強力なファンエンゲージメントを生み出す鍵となっています 。

くるくる3兄妹:Y2Kとストリートファッションを乗りこなすリアル3兄妹

圧倒的なファッションセンスとスタイルの良さで、
若者を中心に凄まじい支持を集めているのがリアル三兄弟クリエイターの「くるくる3兄妹」です 。

都会のカフェから大自然にいたるまで、あらゆるロケーションを舞台にハイセンスな動画を展開しています 。
彼らは各メンバーの個性が光る最先端のストリートファッションやY2Kスタイルを自由自在に着こなし
トレンドの動画フォーマットをいち早く取り入れることで
洗練された「おしゃれ」な世界観を構築し、ファンを魅了し続けています 。

さらに、動画内で見せるクールな佇まいの長男・長女が、
末っ子の次女に対して見せる非常に甘々な対応が「最高に愛らしい」と大きな話題を呼んでおり、
スタイリッシュな映像の端々から溢れ出る妹への溺愛っぷりと3人の温かい絆にほっこりする人が続出しています 。

かづき:気だるげな関西弁トークとキャッチーな日常でバズを量産

親近感と中毒性を両立させたリアルな日常動画で、
多くのユーザーの心を掴んでいるのがクリエイターの「かづき」です 。

「21歳キャバ嬢帰ってきてからの1日Vlog」という強烈かつキャッチーな冒頭から始まる動画が特徴で、
飾らない夜職の裏側や、お酒を飲んだ後のルーティンをユーモアたっぷりに開示しています 。

彼女の最大の魅力は、ギャル特有のどこか心地よく気だるげなテンポで展開される関西弁のトークです 。
この独特なナレーションと生活感に満ちた映像の組み合わせは、一度見たら癖になる魅力があり、
TikTok上では多くの一般ユーザーが同様のスタイルで動画を投稿する一大トレンドへと発展を遂げました 。

世界的なY2Kトレンドの波はホビー界隈にも色濃く反映されており、
TikTok内でも特定のアイテムが爆発的なバズを巻き起こしています 。

アジア圏の若者の間でブームとなっている「アイロンビーズ」は、
お洒落なキーホルダーを自作できる楽しさに加え、スマートフォンなどのデジタルデバイスから
一時的に離れる時間を作れるストレス解消法としても広く支持を集め始めました 。

一方で、独特の触感に深く癒やされる「スクイーズ」は、
海外のASMR(音フェチ)動画を発端として世界中で人気が急速に再燃しています 。
これらはどちらも、平成っぽさを感じさせるレトロでポップなビジュアルを持っており、
かつ「動画映えしやすい手元特化型の撮影アングル」と非常に相性が良いという特徴があります 。

TikTokを観た視聴者に
「自分もやってみたい」
「今すぐ触ってみたい」
という衝動的な感情を強力に呼び起こすおもちゃが、現在のトレンド市場を大きく牽引しています 。

今回のレポートから見えてきたのは、
平成カルチャーを現代風に昇華した「平成リバイバル」や
飾らないリアルを映す「自然体っぽさ」の演出、
そしてシームレスな購買を促す「TikTok GO」の登場など、
より「親しみ」や「没入感」にフォーカスしたコンテンツの強さです 。

単にマスの流行を追うだけでなく、特定の「界隈」の熱量を捉え、
UGCを誘発する仕掛けを作ることが成果への近道です 。

レポート本編には、ここでは紹介しきれなかった注目楽曲の分析や、
最新の投稿事例など、非常に充実した情報が掲載されています 。

この記事を書いた人

TORIHADA POSTは、TikTok・YouTube・LINE VOOM・InstagramなどのSNSやインフルエンサーマーケティングに関する情報を発信していくサイトです。
SNSの最新情報やインフルエンサーのビジネス活用方法を多様な視点で提供していきます。

若井 映亮
株式会社TORIHADA CEO
【執筆実績】
・『ショートムービー・マーケティングTikTok が変えた打ち手の新常識』出版社:KADOKAWA (2021/12/22)
【メディア出演実績】
・TikTok にハマる理由 優秀なAI がユーザーを魅了する: 日経Biz Gate(2022/2/17)
・今さら聞けない バズる動画完全攻略セミナー:テレビ朝日 NEW ニューヨーク(2021/11/19放送)
・TikTokビジネス活用大全:新R25プレミアム講座

1989年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、サイバーエージェントに入社してアドテク事業の責任者を経験。2017年10月にTORIHADAを取締役として共同創業。2020年4月には、TikTok MCN PPP STUDIOを設立。2023年時点では、総勢700組のショートムービークリエイターを抱える日本最大規模のクリエイター事務所としてクリエイターサポートを行う。自身もフォロワー5万人を超えるクリエイターの1人として、ショートムービー・プラットフォームを活用し、クリエイター目線を持って活動のサポートを行う。2022年12月からTORIHADA POSTの運営を開始。
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