アパレル企業のTikTok活用方法7選|運用のコツ・成功事例を解説

アパレルtiktok運用

アパレル企業とTikTokの相性は、数あるSNSのなかでも抜群です。コーデ紹介や着回し動画など「見て楽しいコンテンツ」を作りやすく、フォロワーが少なくてもレコメンドで拡散されるため、ブランドの認知拡大から販売までを一気通貫でつなげられます。国内の月間アクティブユーザーは4,950万人(2026年5月末時点・TikTok公表)に達し、もはや若者だけのアプリではありません。

本記事では、アパレル企業がTikTokを運用するメリットと具体的な活用方法7選、運用のコツ、TORIHADAが運用を代行した成功事例までを解説します。TikTok Shopの登場で「見る場所」から「買う場所」へと進化した2026年の最新事情も踏まえてお伝えします。

目次

アパレル企業がTikTokを運用する5つのメリット

まずは、アパレル企業がTikTokアカウントを運用することで得られる代表的なメリットを5つ紹介します。「若い人が使うアプリ」というイメージ以上に、ブランドづくりと売上の両面で実利があります。

ブランドの認知向上につながる

TikTokは、フォロワー数に関係なく動画単位でおすすめフィードに表示されるレコメンド型のプラットフォームです。開設直後のアカウントでも、動画の内容がユーザーに評価されれば一気に数十万回再生されることがあります。動画は静止画広告よりもブランドの世界観やコンセプトが伝わりやすく、届けたいターゲット層に自社ブランドを深く印象づけられます。

ブランドの熱狂的なファンを作れる

TikTokでは、コメントへの返信やコメントを題材にした動画づくりなど、ユーザーとの双方向コミュニケーションが日常的に行われます。ブランドの中の人やスタッフの人柄が見えるやり取りを重ねることで、単なる購入者ではなく「このブランドを応援したい」という熱量の高いファンを育てられます。

コメントから消費者のニーズを把握できる

動画につくコメントは、消費者の生の声の宝庫です。「このパンツのサイズ感は?」「別カラーはありますか?」といった質問や要望から、商品ページだけでは見えないニーズをつかめます。コメントで多かった質問に動画で答えれば次のコンテンツにもなり、商品開発や品揃えのヒントとしても活用できます。

アンケート調査やグループインタビューと違ってコストがかからず、リアルタイムに反応を得られるのもポイントです。動画ごとの反応の差を見るだけでも、「どの商品・どの見せ方が刺さるのか」の判断材料が蓄積されていきます。

新作情報やお得情報を効率的に発信できる

新作アイテムの入荷やセール情報を、広告費をかけずにフォロワーへ直接届けられるのもメリットです。短尺動画なら制作の負担も比較的軽く、実店舗やECサイトへの来訪きっかけを継続的に作れます。ストーリー性のある告知動画にすれば、単なるお知らせも「見たくなるコンテンツ」に変わります。

アパレル・ファッションはTikTokと相性が抜群

服はもともと「見て選ぶ」商材であり、着用時のシルエットや素材の質感、動いたときの見え方は動画がもっとも伝えやすい情報です。総務省の令和7年度調査によると、TikTokの利用率は10代で67.9%、20代で61.5%に達しており、トレンドに敏感なファッションの主要購買層に効率よくリーチできます。

アパレル企業のTikTok活用方法7選

ここからは、アパレル企業がTikTokを活用する具体的な方法を7つ紹介します。自社の目的(認知拡大・ファンづくり・販売促進)に合わせて、取り組みやすいものから始めてみてください。

  • おすすめコーデを紹介する
  • インフルエンサーを起用する
  • 広告を出稿する
  • コラボ企画をする
  • プレゼント企画をする
  • ライブ配信・TikTok Shopを活用する
  • 販売導線を設置する

おすすめコーデを紹介する

もっとも取り組みやすいのが、自社アイテムを使ったコーディネート紹介です。「157cmが着る春の通勤コーデ5選」のように身長・シーン・季節を具体的に絞ると、視聴者が自分ごととして見られる動画になります。着用前後の変化を見せる「ビフォーアフター」形式や、1つのアイテムを1週間着回す企画も定番で反応を得やすい型です。

撮影はスマートフォンと店舗や自社オフィスの一角があれば十分で、特別な機材投資は必要ありません。継続しやすい企画の型をいくつか持っておくことが、投稿を習慣化するコツです。

インフルエンサーを起用する

ファッション系クリエイターに自社アイテムの着用動画を依頼する方法です。すでにファンを持つクリエイターの世界観を通して紹介されるため、広告色を抑えながら信頼性の高い訴求ができます。起用の際は、フォロワー数だけでなく自社ブランドのテイストやターゲット層とクリエイターの相性を重視しましょう。

なお、報酬や商品提供を伴う依頼投稿では、広告であることがわかる表記(PR表記)が必要です。ステルスマーケティングは景品表示法の規制対象となるため、依頼時に表記ルールまで取り決めておきましょう。

広告を出稿する

より確実にリーチを広げたい場合は、TikTok広告の出稿も選択肢です。おすすめフィードに自然に混ざるインフィード広告や、起動時に全画面表示される起動画面広告など複数のメニューがあり、通常投稿と同じ縦型動画フォーマットで配信できるため、オーガニック投稿で反応が良かった動画を広告に転用する運用も効果的です。

コラボ企画をする

他ブランドやクリエイターとのコラボ企画は、互いのファン層に相互リーチできる方法です。コラボアイテムの制作過程を動画にしたり、クリエイターと一緒に商品を企画する様子を発信したりすることで、完成品の告知だけでは生まれないストーリーへの共感を得られます。

プレゼント企画をする

フォローやコメントを条件にしたプレゼント企画は、アカウントの初期成長を後押しします。ただし、景品目当てのフォロワーはエンゲージメントが低くなりがちなので、自社のターゲット層が欲しがるアイテムを景品に設定し、企画をきっかけにブランドを知ってもらう入口として位置づけるのがポイントです。また、キャンペーンの実施にあたっては、応募条件や当選連絡の方法を明記し、景品表示法などのルールに沿って運用しましょう。

ライブ配信・TikTok Shopを活用する

2025年6月30日には、動画やLIVE配信から直接商品を購入できるEC機能「TikTok Shop」の日本での提供が始まりました。TikTokの発表によると、購入の7割超が動画やLIVEなどコンテンツ起点で生まれており、「コンテンツを見て、そのまま買う」流れが日本でも定着しつつあります。

アパレルはLIVE配信との相性が特に良い商材です。視聴者からの「サイズ感は?」「他の色も見たい」といった質問にその場で答えながら着用イメージを見せられるため、ECサイトの静止画では拭えない不安を解消し、購入まで後押しできます。

販売導線を設置する

動画でブランドへの興味が高まった瞬間を逃さないために、購入までの導線設計は不可欠です。プロフィール欄にECサイトや自社ホームページ、InstagramやLINEなどのリンクを整備しておきましょう。TikTok Shopを開設すれば、動画・LIVE・プロフィールのショップタブから直接購入してもらうことも可能です。導線が整っていないと、良い動画を作っても販売機会を取りこぼしてしまいます。

また、動画で紹介したアイテムの品番や商品名をキャプションやコメント欄に明記しておくことも、地味ながら効果的な導線です。「あの動画の服はどれ?」と探させる手間をなくすだけで、購入までの離脱を減らせます。

アパレル企業のTikTok運用のコツ3選

活用方法を実践するうえで、成果を左右する運用のコツを3つ紹介します。いずれもアパレルに限らずTikTok運用の基本ですが、ファッションコンテンツならではの落とし穴もあります。

最初の3秒に力を入れる

TikTokのユーザーは、興味のない動画を1〜2秒でスワイプしてしまいます。冒頭で「着回し7日間チャレンジ」「骨格ウェーブが選ぶべきパンツ」など、続きが気になる一言やテロップを入れて視聴者を引き込みましょう。冒頭の離脱率が下がれば動画全体の視聴維持率が上がり、おすすめフィードに載りやすくなります。

ターゲットを明確にする

「20代女性向け」のような大まかな設定ではなく、年齢・体型の悩み・利用シーンまで踏み込んでターゲットを具体化しましょう。TikTokのレコメンドは動画への反応をもとに届け先を決めるため、誰に向けた動画かが明確なほど、その層に的確に届きます。全員に刺さる動画より「特定の誰かに深く刺さる動画」を積み重ねるのが近道です。

宣伝色を強くしすぎない

TikTokはエンターテインメントを楽しむ場であり、宣伝色の強い動画は敬遠されやすい傾向があります。「買ってください」ではなく「見てよかった」と思える情報やエンタメ性を主軸にして、商品はその文脈のなかで自然に登場させるのがコツです。ユーザーのコメントに丁寧に反応する姿勢も、ブランドへの好感につながります。

アパレル企業のTikTok運用成功事例【TORIHADAが運用代行】

ここでは、TORIHADAが運用を代行したアパレルブランドの成功事例を紹介します。自社にノウハウがない状態からでも、進め方次第で成果につながることがわかる事例です。「何から手をつければよいかわからない」という企業の参考になるはずです。

メンズアパレルブランド「KUUUPY(クーピー)」のTikTok公式アカウントは、TORIHADAのクリエイター事務所PPP STUDIO所属の現役TikTokerであるながつか氏が運用を代行し、立ち上げから2か月で1万フォロワーを突破、半年で6万フォロワーまで成長しました(運用当時の実績)。

KUUUPYは、時間の制約や動画制作への苦手意識から自社運用に限界を感じ、外部委託を選択しました。ブランド側がクリエイターを選出し、二人三脚で企画を磨き込んだ結果、フォロワー増加だけでなく、「例年だったら3月以降は売れづらいアイテムが5月にも売れ続けた」(担当者インタビューより)という販売面の効果も生まれています。

このように、TikTokを熟知したクリエイターや運用会社と組むことで、社内リソースが限られていても成果につなげられます。詳細はTORIHADAの事例紹介ページをご覧ください。

アパレル・ファッション系TikTok動画の種類3選

実際にどのような動画を作ればよいのか、アパレル・ファッション系アカウントで定番となっている3つの型を紹介します。まずはこの3種類を組み合わせて投稿計画を立てるのがおすすめです。

商品紹介系

商品そのものの魅力を伝える動画です。実際に使った感想を伝えるレビュー動画、着こなし方や洗濯方法などの使い方解説、類似商品との比較動画などが該当します。購入を検討しているユーザーの疑問に先回りして答える内容にすると、購買の後押しとして機能します。

着回し系

モデルやスタッフが実際に着用し、シルエットや動いたときの見え方を紹介する動画です。1つのアイテムを軸にした着回しコーデや、シーン別のコーディネート提案は保存されやすく、「あとで見返して買う」行動につながります。ポイントを簡潔なテロップで整理すると視聴者の参考にされやすくなります。

日常・VLOG系

スタッフの仕事風景や店舗の様子、新作の検品・撮影の裏側などを見せる動画です。商品を直接売り込む内容ではありませんが、ブランドの人柄や空気感が伝わるため、親近感とファン化にもっとも効く型といえます。商品紹介系・着回し系の合間に挟むことで、アカウント全体の宣伝色を和らげる効果もあります。

アパレル企業のTikTok運用でよくある質問

最後に、アパレル企業がTikTok運用を始める際によく寄せられる質問に答えます。

フォロワーが少なくても効果はありますか?

あります。TikTokは動画単位でおすすめフィードに配信されるため、開設直後でも内容次第で多くのユーザーに届きます。むしろ最初の数か月は、フォロワー数よりも視聴維持率やコメントの質を見ながら、自社に合う動画の型を見つけることに集中するのがおすすめです。

TikTokとInstagram、どちらを優先すべきですか?

目的によります。新規層への認知拡大やファンづくりを重視するならレコメンドの強いTikTok、既存顧客への情報発信やカタログ的な世界観づくりを重視するならInstagramが向いています。縦型動画は両方に投稿できるため、TikTok向けに制作した動画をリールにも展開する併用運用が現実的です。

運用を外部に委託することはできますか?

可能です。企画・撮影・編集・分析までを一括で任せられる運用代行会社や、現役クリエイターが運用に入る形式などがあります。KUUUPYの事例のように、社内に動画制作のノウハウがなくても成果を出せるのが外部委託の利点です。自社の商品知識と外部の動画ノウハウを組み合わせる体制づくりが成功の鍵になります。

まとめ:アパレル×TikTokで認知から販売までつなげよう

アパレル企業にとってTikTokは、ブランドの世界観を伝えて認知を広げ、ファンを育て、TikTok Shopやライブ配信を通じて販売まで完結できるプラットフォームへと進化しています。コーデ紹介・着回し・日常VLOGといった定番の型から始め、最初の3秒とターゲット設定にこだわって運用を続けていきましょう。

社内のリソースだけで難しい場合は、KUUUPYの事例のようにクリエイターや運用のプロと組む選択肢もあります。自社に合った形で、まずは一歩を踏み出してみてください。

SNSマーケティングのお問い合わせはTORIHADAへ

「自社ブランドに合うTikTok戦略を設計してほしい」「クリエイターを起用した運用を任せたい」という場合は、TORIHADAまでご相談ください。データ分析に基づく戦略設計からコンテンツの企画制作、KPI設計とPDCAの実行まで、一貫してサポートいたします。

また、多数のクリエイターやインフルエンサーが所属する「PPP STUDIO」から、お客様に適した人材のキャスティングも可能です。ノウハウや実績に基づき、お客様の課題や要望に沿って最適なプランをご提案します。

この記事はAIを活用して書いています。

この記事を書いた人

TORIHADA POSTは、TikTok・YouTube・LINE VOOM・InstagramなどのSNSやインフルエンサーマーケティングに関する情報を発信していくサイトです。
SNSの最新情報やインフルエンサーのビジネス活用方法を多様な視点で提供していきます。

若井 映亮
株式会社TORIHADA CEO
【執筆実績】
・『事業者の販路を拡大し、クリエイターの収益を最大化する TikTok Shop大全』出版社:KADOKAWA (2025/12/17)
・『ショートムービー・マーケティングTikTok が変えた打ち手の新常識』出版社:KADOKAWA (2021/12/22)
【メディア出演実績】
・TikTok にハマる理由 優秀なAI がユーザーを魅了する: 日経Biz Gate(2022/2/17)
・今さら聞けない バズる動画完全攻略セミナー:テレビ朝日 NEW ニューヨーク(2021/11/19放送)
・TikTokビジネス活用大全:新R25プレミアム講座

1989年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、サイバーエージェントに入社してアドテク事業の責任者を経験。2017年10月にTORIHADAを取締役として共同創業。2020年4月には、TikTok MCN PPP STUDIOを設立。2026年時点では、総勢2,000組を超えるショートムービークリエイターを抱える日本最大規模のクリエイター事務所としてクリエイターサポートを行う。自身もフォロワー5万人を超えるクリエイターの1人として、ショートムービー・プラットフォームを活用し、クリエイター目線を持って活動のサポートを行う。2022年12月からTORIHADA POSTの運営を開始。
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